白山も登山届義務化へ

山防災対策を推進する岐阜県が2016年度に活火山である白山（2702m）の入山者に登山届の提出を義務づける方針を固めたようだ。登山届出促進検討会議を開き、内容などを協議し、パブリックコメントを経て山岳遭難防止条例の改正案を県議会へ提出して2016年度中の施行を目指すそうだ。
岐阜県は2014年12月に北アルプスで登山届の提出を初めて義務づけたが戦後最悪の犠牲者を出した御嶽山の噴火災害を受けて、2015年4月には活火山の御嶽山と焼岳を追加。2016年度は、石川県境にある白山にも拡大する対象エリアは火口から半径4kmを想定し、火口から半径2km以内に無届けで登ったり虚偽の内容で届け出をしたりした場合には5万円以下の罰金だそうです。石川県側からの登山者にも、対象エリアに入る場合は提出を義務づけるようだ。北アルプスでは登山届提出が義務化された2014年12月以降は2015年11月までの提出者数は約51,000人（前年同期比21％増）と大幅に増加し、「登山届の提出は定着してきている」そうだ。

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