弾丸登山抑制で富士スバルライン夜間閉鎖か

 富士登山の安全対策などを話し合う富士山安全指導センター運営協議会で世界文化遺産登録で登山客の急増が見込まれる今夏の対応を協議し、夜間の「弾丸登山」を抑えるため富士スバルラインの夜間閉鎖をしたいとしている。入山料は5合目から上で1000円程度が望ましいとの見方も示したそうだ。「夜間登山の禁止を自粛をお願いしてもあくまでも自粛なので強制できるのはスバルラインの閉鎖しかない」とっとし、同ラインを夜間閉鎖することで5合目まで車で上がる弾丸登山者を制限することを提案している。また、軽装者の登山制限も提案しているそうだ。環境保護と事故防止しないと世界遺産がなきますよ。

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富山県は山で発病が最多

 ケーブルカーやバスで北アルプスを訪れた観光客が、持病を悪化させるケースが相次いでいるそうだ。富山県警や医師は「徒歩に比べて一気に高所へ上がるので、体への負担が大きい」と注意を喚起している。今2013年に入って目立つのが、徒歩の登山ではなく交通機関を使ったケースがおおく4月中旬には立山町の弥陀ケ原（標高1930m）を訪れた東京都の女性（59）が倒れて搬送先の病院で死亡しており心疾患が原因とみられている。室堂平（2450m）でも5月2日に男性（68）が心疾患で倒れて一時意識不明になり、7日日には同所で心臓病の持病がある東京都の男性（74）が胸の苦しさを訴え、防災ヘリで搬送されている。麓の駅から室堂平へは標高2000ｍを一気に上がるので気圧の変化や空気の薄さに体が慣れにくく、心疾患がある人は空気の薄さから心拍数が上って発作を起こすのでしょうね。体が高所に適応しやすくなるような対策をしていきたいですね。

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富士山は世界遺産に浮かれていられない！

 富士山を守るための「世界遺産」ではないのでしょうか。鹿児島県の屋久島は世界遺産登録後、観光客が押し寄せてごみだらけにしてしまった。いまにな って入山規制について話し合うなど明らかに準備不足でありこのまま登山客が増えれば、登山者の安全にもかかわるし、間違いなく環境破壊につながるだ ろう。静岡・山梨両県は従来のマイカー規制に加え、環境保全の財源確保のために「入山料」の徴収を検討しているが、登山者の減少を懸念する地元観光 業者は反発、金額や徴収方法など課題は山積している。富士登山道の吉田ルートは、登山者数が既に飽和状態にあるとおわれている。また、夏の登山者増 加でマイカーによる乗り入れ規制の強化に静岡県は乗り出しておりこれまでで最長の52日間にわたって規制するようだがタクシーやシャトルバスは低公害 車なのだろうか。遺産の保全状態が悪ければ登録抹消となるのに登山者抑制や環境保護ができないようでは問題ですね。一度登録辞退して遺産を守る体制 をしっかり作ってから登録を受けたらいかがでしょうか。

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長野県の山岳遭難件数最多更新中

 大型連休中も白馬村の北アルプス白馬岳や穂高で遭難事故が相次いでいるが「過去最悪のペースで極めて憂慮すべき事態」として長野県のホームページや 全国の山岳協会などに注意を呼びかける通知を出している長野県観光企画課によると4月29日現在で2013年1月1日からの山岳遭難件数は前年同期比16件増の 43件で、過去最悪だった2012年を上回るペースで増えている。死者は同6人増の12人と倍増し、特に大型連休中は、27～29日のわずか3日間に10件の遭難が 発生し４人死亡、2人行方不明、人重軽傷と多発しさらに3日からの後半でも遭難が相次いでいて連休中に長野県内で死亡した登山者は計9人となった。また 大型連休中に長野、山梨、秋田、福島、群馬、岐阜、富山、石川の各県で計16人が死亡し2人が行方不明になっている。これからはさらに雪崩に巻き込まれ る危険性も高いし、残雪で滑落などに注意しないといけませんね。

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富士山世界文化遺産と陸上自衛隊演習場

 富士山世界文化遺産に登録が決まったが富士山北面には4597haの陸自北富士演習場がある。火器・火砲の実弾射撃訓練が行われており沖縄からの本土移転訓練や日米共同訓練などで米海兵隊も使用している。富士山世界文化遺産でいう「信仰の対象」「芸術の源泉」とは明らかに異質なエリアとなっていますね。世界文化遺産は構成資産などのコアゾーンと資産を守るのに十分な周辺地域のバッファゾーンから成るっておりいずれもユネスコの世界遺産委員会の管理を受けることになる。演習場はバッファゾーンに入る可能性があったが、国は自衛隊が使う施設である演習場がユネスコの管理下に置かれるのは好ましくないとして、独自に「保全管理区域」の名称で国、県、地元が自主管理する区域としたそうだ。また、住民は古くから、富士北面の原野に自由に立ち入り、薪や山菜など林産物を取ってきた。そこで世界遺産登録に向けた重要文書である「富士山包括的保存管理計画案」の中で演習場としての利用が無秩序の開発から守る役割を果たしてきたと規定し、演習場の存在が富士山の環境保全に役立ったという論理で、世界遺産と演習場の調和をはかる「新富士保全法」（仮称）の制定をすることにしている。皆さんは世界遺産と自衛隊演習場はお似合いだと思いますか？
また、世界遺産登録はまだ早すぎるのではないでしょうか。入山規制について話し合うなど明らかに準備不足なのでこのまま登山客が増えれば、登山者の安全にもかかわるし、間違いなく環境破壊につながるでしょう。

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