富士登山競走と世界遺産について

昨日に続き富士山の話題です。
 夏の第66回富士登山競走を2013年7月26日と決めたそうだが富士山を守ろうという流れなのにいいのだろうか。6月に富士山世界文化遺産登録の決定が予定されているが、イコモスからは登録名称の変更を検討するように指摘されており、また登山道の保全や富士五湖の開発を抑える方法などをより具体的に示すように要請されている。富士登山競走の参加定員は3776人（富士山の高さにごろあわせか）としており登山道が荒れるのではないだろうか。「富士山及びその関連巡礼遺産群」の名称で申請している地域での登山競争に違和感を私は持っているが皆さんはいかがでしょうか。

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富士山「入山料」は来年以降に先延ばし

 富士吉田市長は富士登山の協力金で入山規制を世界遺産登録機にやろうといっていたがまたまた雲行きが怪しい。「山梨、静岡両県の知事が富士山世界文化遺産登録までに「入山料」にあたる環境保全協力金を徴収しようと正月の記者会見で言っていたがどうなっているんだろう。徴収方法、料金、使い道などを詰めると１年、２年かかるかもしれない」としているがそんなことは前からわかっていて十分検討していたのではなかったのだろうか。世界遺産登録がなくなったら入山料も立ち消えになり富士山はさらに荒廃していくのかもしれません。入山料問題は いつも役所らしく毎回先送りですね！

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「岳」主人公島崎三歩が遭難救助特別隊員に

「岳」読みましたか？
 長野県や県警でつくる長野県山岳遭難防止対策協会が北アルプスを舞台に山岳救助の現場を描いた人気漫画「岳」の主人公 島崎三歩を、県遭対協の「特別隊員」に任命するそうだ。といっても啓蒙活動として、登山初心者の遭難を減らすためにポ スターやDVDに起用して登山の基本ルール徹底に一役買ってもらうそうだ。長野県内では山岳会や登山部に所属しない「未組 織登山者」の遭難が全体の8割を占めており初心者への対策徹底が課題になっている。長野県警によると、2012年の県内遭難 件数は254件、遭難者は296人でそれぞれ統計が残る中で過去最高を記録している。登山計画書を必ず提出するといった山の ルールを呼び掛け、大手山岳用品販売店にも協力を要請して初心者の目に付きやすい場所に掲示してもらうそうですが守ら ない人は守らないからこまったものです。

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北アの鹿の駆除は早めに・・・高山帯の鹿の生息域はまだ低い

 ニホンジカが北アルプス山麓に生息域を広げている問題で、中部山岳国立公園野生鳥獣対策検討会が2012年度の鹿の生息調 査を公表したが標高1500ｍ以上の高山・亜高山帯での生息密度は「現段階では高くない」と判断している。しかし北アルプ スの優れた植生が危ぶまれており捕獲の強化なして、高山植物への鹿の食害対策を急ぐことにしたようだ。 調査は、専門機関が自動撮影カメラで撮影したり、足跡など痕跡を調べたりして白馬岳山麓の「白馬さのさかスキー場」▽ 木崎湖周辺▽上高地周辺の花見▽八景山－－で鹿の痕跡を確認した。生息密度の高い地域から河川を移動経路とし、北アル プスへ侵入している可能性が高い」と指摘している。高山植物が大きなダメージを受けた南アルプスでは鹿が入り始めてか ら10年間で大きな被害となっている。鹿は爆発的に増えるので現在入り込んでいる山麓部で駆除し、生息数を増やさない対 策が必要のようだ。早めの対策で手遅れにならないようお願いしたいです。登山者に入山料を取ってでも予算の確保が大事 ではないでしょうか。
参考：毎日新聞

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松本市が山岳診療所支援へ

 北アルプス南部の山岳診療所8カ所に対する支援を検討していると以前日記に書いたが、松本市は2013年度一般会計当初予算案に1カ所当たり20万円、計160万円の支援費を盛る方針が決定したようだ。診療所を支える現地の山小屋に対する支援と大勢の登山者を迎える山岳観光地として環境を整えるためのようです。対象の診療所と運営主体の大学は、上高地（東京医科大）、徳沢（日大）、涸沢（東大）、西穂高岳（東邦大）、奥穂高岳（岐阜大など）、槍ケ岳（東京慈恵医大）、常念岳（信大）、蝶ケ岳（名古屋市立大）で2011年度は8カ所合計で計約1000人を診療したとのこと。私も双六小屋で15年前ほどに角膜を傷つけお世話になったが助かりますね（このときは無料でした）。今は中高年登山者や遭難事故の増加などで診療所の負担が増す半面、ボランティアによる運営が多くて赤字の診療所もあり、このため市が診療所1カ所当たり15万円を支援している岐阜県高山市を参考に検討し今回の決定になったようだ。

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