山岳ガイドとその技量は

長野県には「観光案内業条例」があり戦後の登山ブームに合わせ１９５３（昭和２８）年に制定されたとある。当時は、登りたい 山岳に詳しい地元の案内人を個人で雇う形が主流だったが「所定の料金以外の金品を請求しない」との条文があり、信頼性を 高めるため新規参入を抑制する狙いもあったという。近年は中高年登山者が増加し安全確保がより求められるようになりガイド の質を高めようと２００４年度からは天気図の読図や動植物の知識などの筆記と、ロープワークといった実技の試験も導入して いる。しかし、許可を得ていないガイドも少なくないらしく、制度が有名無実化しているといわれている。登山ツアーによる大量 遭難も起きており、日本山岳ガイド協会も「長野県の許可制度は、登山者の安全確保の一助になる」と評価しているようだ。同 協会も、登山技術や関係法令などの試験を課す認定制度を運用しているが、基準が違うらしく分かりにくいようだ。山岳ガイド の基準は選ぶほうも困りますよね。ちなみみ平成21 年度信州登山案内人試験実施要領（ここ） にあるが、登山案内人の資質の向上と業務の適正化を図り、 もって登山者の安全の確保に. 資するため、長野県観光案内業条例第5条の規定により、. 登山案内人試験を実施するとあっ た。 全国の旅行会社などが行う登山ツアーの山岳ガイドは許可を得た人を使っているのだろうか。長野県以外にも条例はあるのだ ろうか。日本山岳ガイド協会（ここ）の認定ガイドなら全国OKなのだろうか。日本山岳ガイド協会で認定された山岳ガイドは、日本国内全ての地域で季節を問わず山岳ガイド行為を行なうことができるとある。疑問はつのるばかりだ。
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登山の日

語呂合わせで何の日と言うのが沢山あるが、『登山の日』と言うのがあると始めて知った。言うまでもないけど、10月3日→10（と）3（さん）→とざん→→登山の日、ということで登山の日としたらしい。日本アルパイン・ガイド協会（ここ）が1992年に制定したという。ただあまり適切な時期ではないような気がする。夏山シーズンは終わり、高山では雪がちらつくこの季節でいいのかという気がしないでもない。
このところ1ヶ月近く山に行っていないので、山の話題などの方が圧倒的に多くなっている。そろそろ行きたいと思っていたら13日に低山（猿橋→ 神楽山 → 御前山→ 馬立山 → 札金峠 → 九鬼山→ 禾生）ではあるが行く予定になっている。登山の日には女房と金峰、瑞牆でも行こうと思っている。
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トムラウシ山大量遭難の検証と教訓

トムラウシ山大量遭難に付いては私も2回ほど日記に書いたが、参加して遭難にあい生還した戸田さんからの情報を含めた『北 海道大雪山系　トムラウシ山大量遭難を考える』というHPがあった。（ここ）
アミューズ社の見解に対する戸田さんのコメントも掲載されている。（ここ）
そのほかアミューズ社が戸田さんに渡した文書やメールも公開されている。遭難原因の考察や検証を遭難者の生の証言などを 元に詳しく行っておりツアー登山における問題点やガイドの資質を掘り下げて今後こうした遭難事故がが起きないように行って いるのだろう。誰が悪いというような犯人探しではなく、事実関係の積み重ねのうえで、今回の遭難（そしてこれから先も起きる 可能性のある遭難）の教訓となることを期待したいと思う。 なお、「山と渓谷」10月号にフリーライター野村氏による検証記事が掲載され、「岳人」にも今回の遭難事故の記事が掲載され るそうです。
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紅葉百名山を選ぶ

そろそろ北海道から東北の山は紅葉のシーズンを迎える頃になってきたのでどこに行こうかと調べていたら『紅葉百名山をみんなで選ぶ』（サイトはこちら）が見つかった。紅葉百名山にふさわしいと思う山の投票ボタンをクリックして順位を決めていくようだ。また、紅葉百名山候補を追加することも出来る。まだ投票数が少ないがある程度の感触はつかめる。多くの人が紅葉登山ですばらしかった山を投票していけばとても参考になるサイトに発展する気がした。順位や地方、山の名前からも検索できる機能があり私もいくつか投票しておいた。紅葉の山の写真も綺麗なのでこのサイトで紅葉登山を選ぼうかと思っている。 また、日本100名山の紅葉時期を一覧にしたサイトも見つけた。（ここ）紅葉時期の早い山、期間の短い山、標高の低い山から順に並んでいてこれも見やすく参考になる。各山は国土地理院の地図もリンクしていてとても便利なサイトだ。百名山の紅葉登山を目指す方はとても役立ちそうだ。すでに私が決めている今年の紅葉登山は瑞牆山と金峰山です。あとはどうしようかな。
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無人飛行機で・・・（遭難救助も可能か）

無人飛行機（写真）が進化している様だ。垂直離着陸機で災害時の状況把握や軍事偵察目的で開発を進めてきて実用化のめどがついたらしい。全長1．８ｍ、重さ27Kgで機体は空中停止から時速100Kmまで自在に操縦でき滞空時間は50分間もある。（詳細仕様はこちら）
パソコンで飛行経路の緯度・経度、高度を事前に決めて飛行させ、近づきたい 場所にきたらヘリモードで停止や降下をさせることが出来る。偵察活動を想定したテストでは逃げる車や人を追いかけ続けるこ とにも成功したそうだ。今後更なる改良を続けるようだが色々な場面で使えそうだ。先日『山岳遭難救助費用は』 でかいたが遭難の時、専門のヘリを利用すれば１時間で５ ０万円かかる。実 際の救助の時は使えないかも知れないが捜索時には空から危険な場所でもこの無人飛行機が役立つのではないだろうか。そんな日がもうす ぐ来るのだろう。
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