またもツアー登山遭難

昨年トムラウシでツアー登山の遭難がありツアー会社も慎重になっているかと思っていたが今年もツアー登山の遭難が起こって いる。日高山系ヌカビラ岳（1808m）の尾根上で登山ツアーの客８人が疲労で身動きがとれなくなったと8/2に110番通報があり 道警はヘリコプターを派遣し、8人全員を救助したそうだ。男性客がひざの痛みを訴えているが、全員が自力で歩けるという。 ツアー一行は札幌や東京から参加した50～60代の男女８人とガイド４人の計１２人で７月３０日から２泊３日で、日高山系の北 戸蔦別岳（1912m）から幌尻岳（2052m）を縦走後、日高町側に下山中、ヌカビラ岳の尾根付近で客８人が疲労と川の増水で身動 きができなくなったとのこと。日高山系では7月28日にもカムイエクウチカウシ山で登山客ら６人が川の増水で立ち往生し、救 助されている。ヌカビラ岳周辺は数日前から豪雨が続き、土砂で林道が崩れるなどの被害が出ており、１日も雨が降っていたそ うだ。幸い怪我もたいしたことはなく救助がうまくいったが、登山開始前に中止の判断は出来なかったのだろうか。やはりスケ ジュール重視の体質がツアー登山会社にはあるのかと思ってしまうのは私だけだろうか。
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