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還暦から始めたブログも14年目を迎えます。 古希を過ぎると体力が落ちてきました。 のんびりと登山やWalkingをしていきます。 Copyright (C) 2007-2020 Angels-Lily All rights reserved.

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南アお花畑復活を実証

e2aa88ee.jpeg南アルプスの高山帯で、ニホンジカの食害を受けた跡に繁茂しているマルバダケブキを刈り取ると、ミヤマキンポウゲなどのお花畑が復活すること を、信大農学部・植生管理学の研究室が実証したそうだ。高山植物を刈り、植生復活の状況を見る実験は全国でも珍しいそうだが環境省は生物多様 性の確保に向け、増え過ぎた植物を刈り取ることを検討中で、そうした対策に反映させたい考えのようだ。実験は、伊那市や同学部などでつくる南 アルプス食害対策協議会がシカ防護柵を設けた仙丈ケ岳(3033m)の馬ノ背で実施しマルバタケブキは葉の直径が20cmほどになり、増え過ぎると日 照を遮り植生が単調になるとのこと。2009年8月に柵内の縦10m、横2mほどの範囲でマルバダケブキを除去し、1年後の2010年8月、植物が占める 面積や草丈から算出した量を柵内の別の区画と比べた。その結果、マルバダケブキは手を加えない区画で全植物量の約2/3を占めたが、刈り取った 区画では約1/4に減りまた、刈り取った区画ではミヤマキンポウゲの量がマルバダケブキをわずかに上回り、キバナノコマノツメ、タカネスイバも マルバダケブキとほぼ同じ量になっていた。マルバダケブキ以外の植物の量は、手を加えなかった区画の約1.4倍に増えたようだ。マルバダケブキ の種子を採取して実験室内で発芽率を調べると一般的な高山植物を大幅に上回り食害を受けた場所で目立つのはシカが好まずに避けたためとみられ てきたが、「食べられた後、再生力が強く回復した」と推測しているようだ。高山植物は柵の中しか見られなくなってしまわないよう研究を続けて 欲しいですね。
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