登山ブームに危うさ遭難続発

 先日長野県警の遭難週報を紹介したが多くの登山客でにぎわう北アルプスでは今年も遭難事故が続発している。岐阜県側でも高山署管内の７月以降の発生件数は23件31人（８月２０日現在）で、昨年７、８月の１９件１９人を上回り、人数は1.6倍となっている。富士山の世界文化遺産登録などで山への関心が高まる中、経験の少ない登山者の遭難が目立っているようだ。同署は「技量に合った登山計画を徹底してほしい」と呼び掛けている。登山者は過去最多の昨年とほぼ同じペースで推移しているが、近年の登山ブームを背景に十分な技量や装備を持たない登山客が増えているという。知識や訓練のないままツアー登山に参加する“連れられ登山”も多く自立した登山者が減ってきているようだ。富士山の世界文化遺産登録でさらに拍車が掛かっているのしょうね。ブームに乗せられてか、ベテランでも大変な岩場へ安易に踏み込むケースもあるようだが無茶な計画はやめてもらいたいですね。遭難事故が起きたら自己責任では片付かない危険な捜索もしなければなりませんからね。

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