カクネ里雪渓は氷河の可能性が高い

以前日記（こちら）に書いたが、北アルプス鹿島槍ケ岳（2889m）にあるカクネ里雪渓（大町市）が氷河である可能性を探っている信州大や大町市立大町山岳博物館などでつくる学術調査団は雪渓下部にある氷の塊（氷体）が24日間で12cm〜17cm動いていたことが昨2015年秋の調査で分かったと発表した。
 
団長の小坂共栄信州大山岳科学研究所特任教授は「氷河である可能性が非常に高まった」と話しています。氷体が斜面に沿って流動していることが氷河の条件だが、研究成果をまとめた論文を今年の夏ごろに日本雪氷学会の学術誌に投稿し、審査を経て掲載されれば氷河と認められる。国内では富山県内に続いて4例目となり長野県内では初めてとなる。調査団によると、同雪渓と富山県の3氷河は世界的には氷河の存在が難しいとされる温暖な場所にあり、地球温暖化の進行具合を確認するためにも長期観測の意義があるそうです。

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