両神山の水源の森守れ！

日本百名山に選ばれている奥秩父の名峰・両神山（1723m）の自然を守ろうと、埼玉県生態系保護協会と日本ナショナル・トラスト協会が山頂を含む1232haの森林を共同で取得し、この森林に生息するクロウの仲間で絶滅危惧種のコノハズクなど貴重な生物・植物の保護が期待されているそうだ取得したのは、小鹿野町の日向大谷登山口から山頂までの森林で私有地だったが、個人や企業・団体から寄付金を集め、都内の地権者から今月に2億円で買い取ったそうだ。

中腹にブナやミズナラの自然林が広がる荒川水系薄川の源流域で、首都圏の水源でもあり、春に薄紅色の花を咲かせ多くの登山者が楽しみにしているアカヤシオやランなどが自生していてクマタカやニホンカモシカなど貴重な生物も生息している。アカヤシオやランは盗掘の懸念もあり今後は地元と協力して立ち入り制限などの保護活動を進めるようだ。埼玉県生態系保護協会は、両神山山麓の森林の追加取得に向け、寄付金を募集しているので協力したいですね。

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深田久弥の「原点」を整備

「日本百名山」の著者で加賀市出身の作家深田久弥を顕彰する同市深田久弥山の文化館が久弥が初めて登山し、山への興味を抱く原点となった富士写ケ岳（標高941.9m）の整備を行い2016年8月11日が国民の祝日「山の日」となることに合わせて山頂などに久弥の顕彰碑や方位盤を新設するそうだ。
 
深田久弥の「原点」ですね。

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北ア・カクネ里雪渓で氷を初採取

2015/05/18の日記に（こちら）《氷河か？鹿島槍の雪渓8月調査へ》と書いたが、北アルプス鹿島槍ケ岳（2889m）の北壁直下にあるカクネ里雪渓の氷河調査団1次調査の写真を公開し、雪渓下部の氷の塊（氷体）から氷を採取したと発表した。

調査団は、大町市立大町山岳博物館や信州大などで編成され、雪渓に氷体が存在すると考えられていたが氷が確認されたのは今回が初めてだそうだ。今後はドリルで穴を開けた雪渓5カ所にポールを突き刺し、その位置を衛星利用測位システム（ＧＰＳ）で測定もし、10月20日以降に行う2次調査でポールの位置を再度測定して氷体の動きを確認するようだ。氷体の動きが学会で認められれば、氷河に認定されるという。2次調査の結果に大きく期待したいですね。

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富士山入山料の協力率向上へゲートの設置

9月定例山梨県議会で総務、教育厚生、農政産業観光、土木森林環境の4常任委員会を開き、2015年度一般会計補正予算案などを審査した。その中で農政産業観光委員会（桜本広樹委員長）では、今季の富士山入山料（保全協力金）の協力率が4割程度にとどまったため県議から5合目総合管理センター前でゲートを設けて協力率を上げる方策が提案されたそうだ。海外の国立公園などの入山料徴収はゲートがあるので日本でも行ったらいいと思います。

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富士山夏の登山者数激減

環境省の箱根自然環境事務所が今年の富士山の夏山期間中（7月1日～9月14日）に山梨県側と静岡県側の計4登山道を利用して山頂を目指した登山者が計234,000人だったと発表した。昨2014年夏の同期間と比べて51,000人と減少し、富士登山者数は年連続減少となったそうだ。富士登山者数は天候によっても左右されるそうだが、世界遺産ブームが下火になったのだろうか。ルート別登山者数は山梨県側の吉田136,000人、静岡県側の須走24,000、御殿場16,000人、富士宮58,000人で登山者数調査には赤外線カウンターが使われ、各ルートの8合目の山小屋前の登山道に設置して計測したそうだから正確なのでしょうね。。

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