白神登山口に外来種侵入防止マット設置

 世界自然遺産になっている白神山地に外来種繁殖を防ごうと入山者が靴に着いた泥を落とすための専用マットを初めて設置している。 二ツ森（1086m）と小岳（1042m）及び白神岳（1232m）の登山口でマットはナイロン製で90cm×60cmの大きさで入山時に靴の底をこすり、泥に混じって外来種の種子が登山道に持ち込まれるのを防ぎ二ツ森と小岳には２枚ずつ、白神岳には４枚並べている。片足用の小型マットとハンドブラシも備えており市販の玄関マットなどに比べ毛先が長い専用品で、職員らが定期的に巡視し泥が詰まった場合は交換するそうだ。外来種が入りこむと子白神の固有種が追いやられてしまう心配もあるから早目の予防措置は白神の貴重な植生を守るのに良いですね。

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富士山須走口登山道の新マップ

須走口は4つの登山道の中でも多くの植物が残る風光明媚なルートだが山梨県・吉田口、富士宮口と比べて登山者も少なく混雑を避ける登 山者にとてもよいコースです。今年はこの富士山須走口登山ルートの登山マップを富士山の山小屋名物である焼き印を模した「2013　祝　 世界文化遺産登録」の文字をいれて小山町役場などで配布している。マップは、周辺の観光施設なども紹介しているので役に立ちますよ。
小山町のマップが案内のHPは→（こちら）
富士登山パンフレット表.pdfはこちらをクリック
 富士登山パンフレット裏.pdfはこちらをクリック


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南アルプス標高3000mでシカ駆除へ

環境省は高山帯で初めて希少植物の食害防止図るためにシカの駆除を始めるそうだ。8～9月に南アルプス・仙丈ケ岳（標高3033m）の山梨 県側にある小仙丈沢カールで銃によるニホンジカの駆除を試行する。駆除はこれまで山麓を中心に行っていたが高山植物の食害や踏み荒ら し被害が深刻化しており標高3000m級の高山帯での駆除が有効かどうかを探るのが目的だそうだ。シカを高山帯で駆除するのは全国で初め てだが小仙丈沢カールは見通しがよく、シカの目撃数も多く餌でシカをおびき寄せたりカール内に柵を設けてシカを誘導したりして駆除す る方法を試すようだ。シカは比較的標高の低い山林に生息しているが、近年は生息数の増加に伴い生息エリアが拡大し1990年代後半から３ 3000m級の高山帯に現れるようになり、希少なアツモリソウをはじめミヤマシシウドやキンポウゲなど高山植物への食害が深刻化している 。今回の試行で効果的な対策が出来るといいのですが駆除したシカはヘリで搬送するため10頭で約100万円程度の費用が見込まれるなど人 的、財政的な自然を守るための負担は大きいいですね。

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西駒山荘の石室を文化財に

伊那市が中央アルプス将棊頭山（2730m）に所有する山小屋「西駒山荘」の石室を国の登録有形文化財への登録を打診しているそうだ。山 荘は、小説「聖職の碑」で知られる1913年の中ア駒ケ岳遭難の2年後にできた石室が原型で遭難から100年の今年は山荘を改築しており石室 は保存し、遭難の教訓や石室の歴史、価値を全国に発信する考えのようだ。山荘改築は7月に着工し11月完成の見通で現在の平屋から2階建 てになり新装オープンは2014年7月12日を予定しているとのこと。石室は登山学習や交流スペースとして活用する方針で観光資源などとし て活用しながら保護を図る計画である。学校登山で駒ケ岳を目指した中箕輪尋常高等小学校（現上伊那郡箕輪町箕輪中学）の生徒や教師ら が暴風雨に遭い11人が死亡した教訓を残していきたいものですね。

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入笠山の魅力たっぷりの散策ガイド

 訪地方の地域づくり団体でつくる「まちミュー諏訪」が発行する散策ガイドの入笠山編を完成し発売開始したとのことです。「花の百名山 」と親しまれる入笠山の植物や入笠と大阿原の両湿原も紹介されており、室町時代に日蓮宗を広めるため甲斐の僧が通った法華道の紹介も ある。法華道は伊那市長谷非持から入笠山南側を通り、富士見町若宮まで約22kmの生活道路でもあったが、林道開通で廃れてしまった。 1999年に昔の記憶などを頼りに整備に着手し「法華道を守る会」もつくり、伊那側を再生させて看板も立てている。また富士見側では2012 年から地元の歴史、自然の愛好家らが整備を始めているそうだ。散策ガイドは、まちミュー諏訪が発行する「信州わくわくフットパスガイ ドブック」シリーズの一つで１部200円（税込み）で笠原書店（岡谷市）、平安堂諏訪店（諏訪市）、今井書店（富士見町）で購入できる そうですよ。

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