上高地周辺の利用区分で安全啓発へ

 環境省や北アルプス南部の山小屋関係者らでつくる中部山岳国立公園上高地連絡協議会（事務局・環境省）が松本市内で開 いた会議で、北ア上高地周辺を登山レベルなどに応じて「散策・風景探勝」、「トレッキング」、「登山」の三つの区域に 分けて登山者らにＰＲしていく方針を確認したそうだ。近年、山ガールブームなど初心者の入山が増えて遭難事故防止のた め区域に応じて装備などのアドバイスをするのが狙いで今夏にも導入するとのこと。 利用の区域の案は、大正池から明神までを観光客を想定した「散策・風景探勝ゾーン」、明神から横尾までをハイキングを 想定した「トレッキングゾーン」、横尾から槍ケ岳や燕岳までの山岳地域一帯を「登山ゾーン」と設定し同省や山小屋関係 者が協力しながら、各区域の境界に看板を設置して観光客らに注意喚起を行うそうだ。登山用雨具などの装備を持たずに横 尾まで入ってくる観光客もおりこれまでの山の常識が通用しなくなっているようです。困ったものですね。
参考：信濃毎日新聞

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谷川岳登山指導センターがもう開所式

昨年12月1日から閉鎖されていたみなかみ町湯桧曽の「群馬県谷川岳登山指導センター」が2月18日に雪が舞う中はやくも今 シーズンの開所式が行われたようだ。登山指導員や沼田署の谷川岳警備隊員、県や町の幹部ら約30人が出席し4人の登山指導 員にザイルやピッケルなどが貸与され、登山者への安全登山指導と遭難防止活動を行う。同センターでは11月30日まで、指 導員が交代勤務で登山計画書の受理や隣接する登山者休憩所の管理などを行うので必ず寄って登山計画書を出していきまし ょうね。

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氷ノ山のスノーモンスター成長中

 冬型の気圧配置が続いた影響で2月17日に兵庫県の最高峰、氷ノ山（1510ｍ）の山上に巨大な樹氷の群れが姿を現したようだ 。氷点下で霧が樹木の枝に付着して樹氷ができその上に雪が積もって巨大化し真っ白な雪原に幻想的な光景が広がっている 。早朝の麓付近の気温は氷点下５度になり同山の樹氷群は比較的行きやすく朝早くから多くの登山愛好家らが訪れ天然杉と 寒気がが作り出す自然の造形美を楽しんでいるとのこと。3月の戻り寒波があれば立派な『モンスター』に成長しそうなよう です。関東からは遠いけど近場の方はお出かけの価値がありそうですね。
参考：神戸新聞

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冬山遭難に備え凍った滝で訓練

山梨県北杜署は2月13日に北杜市白州町白須の日向山の「錦滝」で、冬山のアイスクライミング訓練をしたそうだ。晩秋に行 ったがところどころ凍っていてすべて故尾たら見事だなと思っていた。管内に甲斐駒ケ岳や八ケ岳などの高峰があるため、 技術向上のため毎年署員はアイゼンと専用のピッケルを使って高さ約30ｍの凍った滝を上り下りし訓練を行っているとのこ と。同署によると、昨2012年は1月に同市白州町の坊主山北側で、アイスクライミング中の男性が滑落して死亡するなど3件 の冬山遭難があり「技術、体力、天候を考え、安全で計画的な登山に努めてほしい」と呼び掛けています。きちんと訓練し てから行きましょうね。
参考：山梨日日新聞

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御岳山の山小屋トイレ使用料拡大へ

御岳山の山小屋トイレの適切な維持管理を図る御岳地域協議会が2012年度に改修を終えた山小屋のトイレ3カ所を2013年度か ら有料化することを確認したとのこと。前年度分と合わせ有料トイレは計5カ所になるようだが昨季導入した2カ所（「一の 又行場小屋」が年間の維持管理費の半額に相当する約11万円、「石室山荘」が同4割相当の約27万円）で28万円徴収できたそ うだ。思っていたより集まったが今後、施設の修繕費なども必要になることから十分とは言えずPR強化や料金値上げを検討 するようだ。御岳山では環境配慮型トイレを新たに整備した3軒を加えた計5軒の山小屋で今までと同額の使用料１100円を徴 収するのでちゃんと払ってくださいね。

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