幹の太さ日本一のブナ

青森市浪岡大釈迦の梵珠山にあるブナの巨木が、幹回り8.62ｍの太さ日本一であることが先日、県立自然ふれあいセンターの計 測で分かったそうだ。2007年10月の計測では8.56ｍで、秋田県仙北市和賀山塊のブナに4Cm及ばず、国内2位とされていた。2年半 ぶりの再計測には一般希望者約50人が立ち会い根元から高さ1.3ｍの部分に巻き尺を回し、8人がかりで測定したそうだ。幹回り は、巻き尺を表面の凹凸に沿わせた場合で8.62ｍ、くぼみや空洞に構わず単純に巻き尺を張った場合は7.87ｍだった。前回の調 査時も凹凸に沿わせて測ったが、8.56ｍだった。事務局長によると、木が成長したわけではないという。この巨木の樹齢は300～ 400年らしく前回調査で高さ27.5ｍ、枝張りは南北19.2ｍ、東西16.3ｍと記録された。計測データは環境省自然環境局生物多様性 センターに送られ、同センターが全国のデータを取りまとめているが、環境省からデータ管理を委託されている日原森林館（東 京都奥多摩町）は、木の表面の凹凸により幹回りの数値が変わるため、あえて順位は付けずに公表しているとのこと。地元では 欲目で測ってしまうでしょうね。しかし立派な巨木ですね。
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