大塔山頂上の登山道に扉設置

 和歌山県田辺市の大塔山（約1122m）頂上の登山道で動物が往来できないよう防護ネットを利用した扉を3カ所に作り鹿の侵入を防ぐことにしたようだ。「 今は防護ネットをひもで止めているだけなので、開けた後は必ず閉めてほしい」と登山者に協力を呼び掛けている。大塔山は紀南を代表する山で1998年に は頂上付近の自然林が誤って伐採された影響で、近くにある本州最南端のブナ林の大木が相次いで枯死している。その後、新芽がシカなどの食害に遭った ため2009年に登山道を挟んで「前の川国有林」と「大塔山国有林」の2カ所に、金属製フェンス（計約36m）を設置し古座川町も金属製フェンス（約120m） を作った。設置から4年目たち防護柵内の植生は回復の兆しを見せているが、登山道として残した約200㎡が食害に遭っていて草木がまったく生えない状態 になっているため専門家から植生回復の措置が必要との声が上がっていた。「今後、閉め忘れがないように改良を加えていく」そうだが閉め忘れないよう 協力しましょうね。

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