白山室堂ビジターセンター登山者の収容２千人増へ

白山室堂ビジターセンターが食料を保管する冷凍庫を増設し、収容能力を2000～3000人分程度増やす検討を始めたようだ。北陸新幹線開業や、2017年の白山開山1300年で登山客が増加することに備え、安定して提供できる態勢を整えるともに、郷土色を感じられるメニューをさらに工夫し、もてなしを充実させるためだそうだ。

標高2450mにある室堂ビジターセンターの宿泊収容数は750人で、朝夕の定食のほか昼食はカレーライスや麺類など軽食、弁当を提供している。高地にあるため頻繁な輸送が難しく、長期保存できる冷凍食材を活用しているが冷凍庫は朝夕食で10000人分程度の収容能力があり、足りなくなった時点でヘリで空輸しているがヘリは天候に左右されやすいために急な輸送に対応できないケースもあり大量輸送は年2回程度としている。これまで食料が足りなくなる事態は起きていないが、首都圏の愛好家らから新幹線開業に合わせて白山に登りたいとの声が寄せられており、保管能力を増強する必要があると判断し、2015年のシーズンから使えるようにするそうだ。
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