北ア・カクネ里雪渓で氷を初採取

2015/05/18の日記に（こちら）《氷河か？鹿島槍の雪渓8月調査へ》と書いたが、北アルプス鹿島槍ケ岳（2889m）の北壁直下にあるカクネ里雪渓の氷河調査団1次調査の写真を公開し、雪渓下部の氷の塊（氷体）から氷を採取したと発表した。

調査団は、大町市立大町山岳博物館や信州大などで編成され、雪渓に氷体が存在すると考えられていたが氷が確認されたのは今回が初めてだそうだ。今後はドリルで穴を開けた雪渓5カ所にポールを突き刺し、その位置を衛星利用測位システム（ＧＰＳ）で測定もし、10月20日以降に行う2次調査でポールの位置を再度測定して氷体の動きを確認するようだ。氷体の動きが学会で認められれば、氷河に認定されるという。2次調査の結果に大きく期待したいですね。

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