タンポポの花びらと開花

春が近づくと、あちこちからいろんな種類の花の開花の観測の便りが届きますが「生物季節観測」というこの観測は季節の遅れ進みを身近な所で感じますね。梅の開花は「数輪（２～３輪）」花が開いたときで１輪だけ咲いたのでは、何かのはずみで間違えて咲いてしまったことも考えられるので「開花」にはならないそうです。我が家の庭の梅は１０輪以上咲いているから開花です。大阪ではタンポポの標本も花を咲かせたようだが１輪だけだったので開花の発表にはなっていないのだそうだ。タンポポの場合は、本当はあの花びら一枚一枚がひとつの「花」なので、その集合体＝我々が花だと思っている全体（頭状花）を１輪として数えて、それが２～３輪咲いたら「開花」発表のようだ。タンポポ開花の観測は、年中咲くセイヨウタンポポではなくて、ちゃんと春に咲く日本に昔からある在来種（白っぽい花）で観測することと決まっています。タンポポが咲いた後の綿帽子は花びら１枚一枚で種になって飛んでいくのでしょうね。
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