「ミソラ発言」を覚えていますか

１９８４年１２月３１日、第３５回紅白歌合戦を覚えていますか。あの時のハプニングについて講談「紅白歌合戦」と題して上野広小 路亭で１２月５日に上演されるが、元ＮＨＫアナ生方恵一さんがそのときに対談として出演すると朝日新聞にあった。第３５回紅白歌 合戦の放送終了間際に起きたハプニングの「ミソラ発言」について騒がれ、アナウンサー人生が大きく変わった生方さんはあのときな ぜ間違えたのかを四半世紀たったいまも自分に問いかけいるそうだ。「放送の仕事は消しゴムが効かない怖さがある」といっている。 ハプニングは、８４年の紅白を締めくくろうというクライマックスで起き、「引退宣言」をした都はるみさんのラストステージでアン コールが終わり、どよめきと拍手が鳴りやまぬ中、「もっともっとたくさんの拍手を、ミソラ……」とやってしまった。正月のテレビ では「世紀のトチリ」に明け暮れ、笑いのネタにされ、翌年には大阪転勤の内示を突然受け部長級から局次長級への昇格だが、マスコ ミは「これが本当の『都落ち？』」と書き立てられ翌月、ＮＨＫを退職して民放の専属アナとなった。都はるみは当初アンコールは了 解していなかったそうだが異様な盛り上がりの中、アンコール曲「好きになった人」の２番だけをやっとのことで歌い終えた。「ミソ ラ」発言が飛び出したのはその直後だった。 あれから２５年、あのときのことを覚えている人いますか。
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