櫛形山のアヤメ開花復活のきざし

櫛形山は南アルプスの前衛に位置する標高2052mの山でかつては3000万本が群生し東洋一と言われるアヤメの群落で有名でしたが、アヤメはここ数年で急激に減少して開花数は2007年が約30株、08，09年は株程度になってしまっていた。鹿にたべれれちゃった様です。その後防護ネットを張って対策をして様子を見ていたようだ。今年も南アルプス市の櫛形山アヤメ保全対策調査検討会では櫛形山のアヤメ群落で植生調査を行ったところ鳥獣防護ネットが効果が出ているようで保護策として一昨年に設置した防護ネット内では、昨年よりもアヤメの芽が出る範囲が広がっていたほか、かつてアヤメとともに育っていた植物を確認できたそうだ。「ネット内は野生動物による踏み荒らしは見られず、植生状況は以前の姿を取り戻しつつある」との見解を示した。一方、ネット外ではシカのふんや足跡が多くあり乾燥に強いイネ科の植物も目立ち検討会によると、踏み荒らしによって土壌が乾燥したとみられている。検討会はアヤメの咲く6月下旬～7月上旬に再度調査を行い今年はアヤメが咲くことを期待しているそうだ。寝は張っているのでしょうか？元に戻る事はないだろうが防護ネット内だけでもで回復してまたアヤメの群生が見られるといいですね。
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