涸沢音楽祭は小演奏会に

毎年夏に標高約2300mの北アルプス涸沢で「涸沢音楽祭」を開いているが、音楽祭を20回目の2015年夏で一区切りとして2016年以降は小規模の演奏会を開く方向で検討しているようだ。登山愛好家ら実行委員が高齢化して大規模な音楽祭を運営する負担が増してきたためだそうだ。音楽祭は、東京都内の大学のサークルによる民族音楽の演奏会を引き継ぎ、1996年に松本市民吹奏楽団の有志が演奏したのが始まりだが、実行委が奏者の登山を先導し、ヘリコプターも使って楽器を運び2日間で日中は管楽器のテラスコンサート、夜は室内演奏をしていた。2015年夏は21人が山に関連する曲やポップス計50曲ほどを演奏した。2016年はヘリコプターを使わず、自分で楽器を運べる木管楽器演奏者らの有志を募り、一夜の演奏会とする方向だそうだ。大自然を満喫できる涸沢にふさわしい音楽祭はいいですよね。

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